明礬温泉

別府八湯のひとつ、明礬(みょうばん)温泉は、別府市街から少し離れた伽藍岳の中腹にあります。別府八湯のなかでも、ここだけが、お湯は白濁色の温泉として知られています。江戸時代から『湯の花』が採取されてきた山の温泉街です。急傾斜の地熱地帯に別府石の石垣が築かれて、甘酸っぱい匂いが漂う湯の花小屋が建ち並び、白い湯けむりがもうもうと立ち込める別府らしい不思議な風景を眺めることができます。

■別府明礬橋(べっぷみょうばんきょう)
大分自動車道の湯布院インターと別府インターの間に位置し、V字谷に架かる道路橋です。美しい曲線のアーチが周辺の景観に調和し、明礬温泉のシンボル的存在となっています。

この温泉地区に来ると、湯の花小屋や温泉風呂の湯けむりが盛んに立ち上がっているのが見られます。この景観は、別府の湯けむり・温泉地景観として国の重要文化的景観に選定されています。

湯の花の採取施設である湯の花小屋は、一部見学が可能です。

温泉の湯けむりが勢いよくあがっています。そして、独特の強い硫黄の臭いがします。温泉のお湯も独特の白濁色をしています。

お店の前に地獄蒸しの設備があります。

湯の花小屋、このなかで名産湯の花ができるようです。


お店で販売されている『湯の花』。自宅のお風呂が温泉になります。

この立札には、17世紀後半、江戸時代の明礬製造跡と記されています。江戸時代はじめから現在までここで明礬(湯の花)が作られてきました。

温泉の見学に多くの観光客が訪れます。もちろん温泉入浴もできます。美肌効果の高い『ドロ湯』が人気のようです。

硫黄のにおいが印象的なここ明礬温泉で、別府の地獄温泉の不思議を堪能していってください。


以上が明礬温泉の紹介でした。