千灯明

11月になるとこの催しが楽しみです。秋本番の夕方6時ごろから、別府公園では、イベント「千灯明」(せんとうみょう)が始まります。別府公園の広い敷地に、たくさんの灯りがともされて、幻想的な世界が浮かび上がります。それは、それは、見事のひと言!!

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公園の中央には市民参加で作られた、いくつもの和紙の灯明やオブジェが、幻想的なムードで光り輝きます。別府の名産品、竹と和紙をうまく組み合わせてオブジェを創作しています。公園のスペースを広く使ったスケールの大きさが素晴らしい!

黄色が鮮やか、星の形をし作った灯明。暗闇の中の光り輝くお星さま。

所狭しと敷き詰められ、たたくさんの灯明と光のオブジェ。

欝蒼とした竹林のなかはライトアップされ、幻想的な雰囲気に包まれます。竹を巧妙に編んだ、いろいろな形のオブジェがたくさん要所要所に置かれています。竹林を歩く狭い通路に沿っても灯明が並び、幻想的な雰囲気をいっそう盛り上げています。

こちらのスペースでは、真っ暗な公園内の歩道に沿って、点々と灯りが灯されています。別府市民が思いを込めて灯している千灯明(実際に灯りの数を数えてみると万灯明かもしれない)。市内の幼稚園や小学生が、この日のために一生懸命に絵を描き作った愛嬌のある灯明が、数えきれないくらい並んでいます。

灯明で「がんばれ」という文字にして並べていますね。写真撮影したこのイベント開催時は東日本大震災に向けてのエールでしたが、はからずもこのページを作っているときは、熊本大分大地震があった翌月になりました。熊本の被害に比べれば軽いのですが、別府もかなりの被害がありました。市民が頑張って復興させようと努力しています。そのエールになりますね。

上を見上げると、松の木の枝に、ハッとするような色とりどりの和傘がたくさん吊り下げられ、ライトアップしています。なかなか風流で趣が感じられるオブジェです。

たくさんの観客が、オブジェの中に入って雰囲気を楽しんでいます。秋の光のページェントに、今年はぜひとも足を運んでくださいね。スケールの大きさや幻想的な美しさに圧倒されて、楽しい感動のひと時を過ごせますよ。

以上が別府のイベント千灯明の紹介でした。
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